自分の下の歯がいったい何本あるのか、正確に答えることができる人は意外と少ないものです。そこで、自宅で鏡を使って簡単に行える下の歯の本数チェック術をご紹介します。まず、明るい場所で手鏡を用意し、口を大きく開けて下の顎を少し引いてください。中心から数え始めるのが基本です。一番手前にある平らな形の歯が中切歯で、左右に2本あります。その隣の少し丸みを帯びた歯が側切歯で、これも左右2本。ここまでの合計4本が下の前歯のメインです。さらにその隣、少し尖った形をしているのが犬歯で、左右に1本ずつ。ここまでの計6本が、いわゆる笑顔の印象を決める前歯のブロックです。ここから奥が臼歯部、つまり奥歯になります。犬歯の隣にある少し小さめの奥歯が第1小臼歯と第2小臼歯で、左右合わせて4本。そして、さらに奥にある大きな歯が第1大臼歯と第2大臼歯で、これも左右合わせて4本です。ここまでの合計が14本であれば、標準的な大人の下の歯が揃っていることになります。さらに、その奥に歯がある場合はそれが親知らず(第3大臼歯)です。もし14本に満たない場合は、過去に抜歯した経験があるか、あるいは生まれつき歯がない可能性があります。チェックする際のポイントは、単に本数を数えるだけでなく、それぞれの歯の状態も観察することです。下の歯の噛み合わせの面がすり減っていないか、歯茎が下がって根っこが見えていないか、また歯の隙間に黒ずみがないかなどを同時に確認しましょう。下の歯は自分の目で確認しやすい部位ですが、一番奥の歯は見えにくいため、デンタルミラーを活用するのも良い方法です。また、舌を使って1本ずつ歯の裏側をなぞってみるのも本数を確認する良い訓練になります。舌は非常に敏感な感覚器であり、歯が抜けていたり欠けていたりするとすぐに察知します。もし本数を数えていて左右のバランスが悪いと感じたり、本数が明らかに少なかったりした場合は、その隙間を他の歯が埋めようとして動いている最中かもしれません。下の歯の本数は、一生一定ではありません。加齢や病気で減少するリスクは常にあります。しかし、月に一度こうして自分自身で下の歯を数え、14本から16本の歯が健在であることを確認する習慣を持つことは、お口への関心を高め、予防意識を向上させる素晴らしいステップとなります。自分の健康を自分で管理する、その第一歩として「下の歯の本数チェック」をぜひ日常生活に取り入れてみてください。
鏡を見て確認する下の歯の本数チェック術