外出先や旅先で突然顎が外れたという事態に見舞われた場合パニックに陥るのは無理もありません。しかしそこで慌てて自分で治そうと格闘し始める前に確認すべき重要なポイントがいくつかあります。まず現在の状況を正確に把握してください。口が全く閉じられないのか少しは動くのか痛みはどの程度かを確認します。もし転倒などの外傷が原因で顎が外れたのであれば自分で治すことは絶対にやめてください。骨折を伴っている場合無理に動かすことで神経を断裂させ一生消えない麻痺が残る可能性があるからです。次に周囲の環境を確認し安全な場所へ移動しましょう。人目が気になるかもしれませんが無理に口を閉じようとして力むとさらに筋肉が硬直してしまいます。タオルなどで顔を覆いリラックスすることを最優先してください。そしてスマートフォンの検索機能を使って自分で治す方法を探すのではなく現在地から最も近い歯科口腔外科か整形外科を探してください。休日や夜間であれば地域の二次救急病院が対応してくれるはずです。受診する際は電話で顎が外れて口が閉じられないという状況を正確に伝えると到着後の処置がスムーズになります。また保険証や身分証の有無も確認しましょう。もし1人で移動するのが困難なほどの痛みやショック状態にある場合は迷わずタクシーを呼ぶか必要であれば救急車を要請することも検討してください。顎が外れたことを恥ずかしいと感じて放置する人もいますが時間が経てば経つほど筋肉の硬直は強まり整復が困難になります。発症から2時間以内に処置を受けられるのが理想的です。待機している間は顎を動かそうとせずなるべく会話も控えてください。筆談ができるようにメモ帳やスマートフォンのメモアプリを準備しておくと医師への説明が楽になります。自分で治すという選択肢はあくまで最終手段でありそれも過去に医師から指導を受けたことがある場合に限られます。初めての経験であれば専門家による安全な処置を受けることがその後の回復を早める鍵となります。外出先という不自由な環境だからこそ冷静な判断が求められます。自分の体を過信せず適切な医療機関に繋がるための行動を一段ずつ進めていくことが完治への一番の近道であることを心に留めておいてください。
外出先で顎が外れた時に自分で治す前に確認すべきこと