赤ちゃんの口に直接入れるものだからこそ、歯固め選びは何よりも安全性を最優先に考えたいものです。しかし、市場には様々な素材やデザインの歯固めが溢れており、どれを選べば良いのか迷ってしまう保護者の方も多いでしょう。安全で、かつ赤ちゃんが喜んで使ってくれる歯固めを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。まず第一に確認したいのが「素材」です。現在主流となっているのは、弾力があって洗いやすいシリコン製のものです。シリコン製を選ぶ際は、食品衛生法の基準をクリアしていること、そしてBPA(ビスフェノールA)などの有害物質を含まない「BPAフリー」の表記があるかを確認しましょう。近年は、優しい口当たりと温もりが人気の木製歯固めも増えています。木製の場合は、ささくれが起きにくいように丁寧に研磨されているか、そして使用されている塗料が赤ちゃんが舐めても安全なものかどうかが重要です。無塗装のものや、天然のオイルで仕上げられたものを選ぶとより安心です。また、お米を原料としたプラスチックで作られた歯固めも、日本製品ならではの安心感から人気を集めています。次に大切なのが「形状とサイズ」です。赤ちゃんが自分の小さな手でしっかりと握れる太さや形であることが第一条件です。リング状のものや、様々な凹凸がついているものは、赤ちゃんが持ちやすく、飽きずに長く遊んでくれます。そして、最も注意したいのが誤飲の危険性です。パーツが小さすぎたり、細長くて喉の奥まで入ってしまったりするような形状は絶対に避けなければなりません。赤ちゃんが口に入れたときに、喉を突いてしまうことのないよう、安全な設計がされているかを確認しましょう。最後に「お手入れのしやすさ」も見逃せないポイントです。赤ちゃんが使うものは常に清潔に保ちたいもの。煮沸消毒や薬液消毒、食洗機に対応している製品は、衛生管理がしやすく非常に便利です。素材によって消毒方法が異なるため、購入前に必ず確認するようにしてください。これらのポイントを総合的に判断し、我が子にとって最高の逸品を見つけてあげましょう。
安全な歯固めの選び方を知っていますか