歯茎にできた白い口内炎の正体と原因
ある日ふと口の中に違和感を覚えて鏡を見ると、歯茎にぷつっと白いできものが。食べ物が触れるたびにズキッと痛む。この不快な症状の正体は、多くの場合「アフタ性口内炎」です。口内炎と聞くと頬の内側や舌にできるイメージが強いですが、歯茎にも頻繁に発生します。アフタ性口内炎は、その見た目に特徴があります。中央が白または黄色がかった浅い円形のくぼみで、その周りを赤く炎症した輪が縁取っています。大きさは直径数ミリのものがほとんどですが、時に1センチを超える大きなものができることもあり、痛みの強さも様々です。では、なぜこのような痛みを伴う白い口内炎ができてしまうのでしょうか。実は、そのはっきりとした原因はまだ完全には解明されていません。しかし、いくつかの要因が引き金になると考えられています。最も有力な原因として挙げられるのが、ストレスや疲労、睡眠不足などによる免疫力の低下です。体が疲れていると、口の中の粘膜の抵抗力も弱まり、わずかな刺激でも炎症が起きやすくなります。また、ビタミンB群、特にビタミンB2やB6、B12の不足も、粘膜の健康を損ない、口内炎ができやすくなる一因とされています。物理的な刺激も大きな原因の一つです。歯磨きの際に歯ブラシを強く当てて歯茎を傷つけてしまったり、硬い食べ物や熱い食べ物で粘膜を傷つけたりしたことがきっかけで発生することも少なくありません。その他、女性の場合はホルモンバランスの乱れが影響することもあります。このように、歯茎にできる白い口内炎は、あなたの体が「少し疲れているよ」「栄養が足りていないよ」と発しているサインかもしれません。そのサインを見逃さず、自分の生活習慣を見直すきっかけにすることが大切です。