歯茎にできた白い口内炎の、あの耐えがたい痛みを、瞬時に和らげる方法があることをご存知ですか。それが、歯科医院で行われている「レーザー治療」です。レーザー治療と聞くと、大掛かりで高価なイメージがあるかもしれませんが、口内炎に対するレーザー治療は、非常に手軽で効果的な選択肢の一つとして注目されています。口内炎のレーザー治療では、主に「炭酸ガスレーザー」や「半導体レーザー」などが用いられます。治療方法は非常にシンプルです。歯科医師が、口内炎の患部に直接レーザー光を数秒から数十秒間照射するだけ。麻酔をする必要もほとんどなく、治療中の痛みもチクチるす程度か、全く感じないことがほとんどです。レーザーを照射すると、どのような効果があるのでしょうか。まず、レーザーの熱エネルギーによって、口内炎の表面に薄い膜(かさぶたのようなもの)が形成されます。この膜が、外部の刺激から傷口を保護するバリアの役割を果たし、食べ物や飲み物が触れた時のつらい痛みを劇的に軽減してくれるのです。これが、レーザー治療の最大のメリットである即効性です。多くの場合、治療直後から食事が楽になったと感じることができます。さらに、レーザーには殺菌・消毒作用があるため、患部の細菌を減少させ、炎症を鎮める効果があります。また、組織の血行を促進し、細胞の再生を活性化させる働きもあるため、口内炎そのものの治癒を早める効果も期待できるのです。レーザー治療は、保険適用外となることが多く、歯科医院によって費用は異なりますが、数千円程度で行っているところが多いようです。痛みが強くて食事もままならない、大切な予定の前に何とかしたい、といった場合には、非常に有効な選択肢となります。つらい口内炎の痛みに悩んでいる方は、レーザー治療に対応している歯科医院があるか、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。