恐怖、妊娠中の親知らず抜糸体験

投稿者: | 2019年10月14日

私は3年前、初めての子供を授かりました。しかし妊娠3ヶ月目に出血し、切迫流産と診断され寝たきり生活が始まりました。東京で評判の根管治療の医院はなかなか妊娠5ヶ月目になると切迫流産も落ち着き少し歩けるようになりました。歩けるうちに虫歯がないか見てもらおうと近所の歯科へ行きました。妊婦は虫歯になる確率が通常より高いからです。結果、虫歯はありませんでした。しかし歯科へ行った翌日から何だか下の奥歯が痛み出しました。話題の芦屋の根管治療を探すと虫歯はないと言われていたので気にしないでいました。そうして過ごしているうちにまた突然の出血、今度は切迫早産で入院を余儀なくされました。入院した翌日から奥歯の痛みが我慢出来なくなってきました。主治医にお願いし、車イスで院内にある歯科へ連れて行ってもらったところ、親知らずが虫歯になっていたのです。妊娠中の虫歯、しかも親知らずの虫歯で当人寝たきり必須という状況に産科と歯科の連携が始まりました。産科の主治医によると、虫歯をほおっておくと虫歯菌が体を通って子宮に入り、胎児に悪影響を及ぼしたり早産になる可能性が高まるから本来は早く抜いた方がよい、けれど既に切迫早産のため、親知らずの抜糸は体にかなりの負担を与え、それが影響して早産になる可能性もある。抜くか抜かないかは家族で相談するようにと言われました。抜糸してもしなくても早産の可能性がより高まる状況に私は絶望し泣き続けました。何でこのタイミングで生まれて初めての親知らずの虫歯になってしまったのかと自分を責め、お腹の子供に謝りました。そして主人や両親から説得され抜糸することにしたのです。抜糸当日、緊張と不安で眠れませんでした。妊婦は胎児に影響するためレントゲンが撮れません。今里の歯医者でインプラントはそのため歯茎内の治療や麻酔を打つ場所は歯科医師の手探りだと説明されました。歯茎内のレントゲンが撮れないため、神経がどこを通っているのか確認できず、まれに神経を傷つけて唇に麻痺が残ることがあると言われました。不安と絶望しかありませんでしたが治療以外の選択肢はありません。私は覚悟を決めお腹を擦りながら頭の中でアンパンマンのテーマを繰り返し歌っていました。どうかこの子に何も影響がないようにと祈り続けました。東京の新宿で評判の歯医者は、やはりかなりの痛みで眠れず高熱が出ました。主治医の判断で痛み止を飲み眠りました。翌朝、熱は下がり恐る恐る唇を触ると確かに感覚がありました。麻痺していなかったのです。子供が生まれキスをしても感覚がないのかと思っていたので本当に嬉しかったです。評判の歯医者を東成区で探すとどうしても親知らずの虫歯の治療は無事に終了し、それから4か月後、元気な男の子を生みました。あんなに心配していた早産ですが、予定日から1週間も遅れて生まれてきました。この経験から改めて歯の大切さと怖さを実感しました。